2014年03月03日(月)

上海駐在員の健康事情② 「亜健康」や「治未病」

上海春澤健康諮詢有限公司 主任医師 葉 紅


 皆様は毎日大変忙しい仕事の中で、自分の健康をケアしていますでしょうか?

 上海駐在員の皆さんの検診結果は前回のコラムで皆様に報告しましたが、実はこの統計数字はWTOが発表した世界の健康状況と一致しています。

 WTOの発表では本当に健康の人は僅かに人口の5%しかいません。

 そして病気をしている人は約20%です。

 残り75%の人はSUB HEALTH「亜健康」といわれています。

あなたはどれに当たりますでしょうか?

 最も多い「亜健康」の人たちは、次の二つで表現されています。

 一つは、症状は多くあるが西洋医学では病を特定できないものです。

 疲れやすい、仕事に集中できない、イライラ感じている、目の充血、耳鳴り、足腰がだるい、冷えている、軟便或いは便秘など。女性なら生理不順、生理痛、生理に伴う諸々症状など。

 とにかく症状は数多く出ますが、西洋医学的な検査では病を見つけられません。すなわち治せません。


 二つ目は、検診ではデータが正常範囲を超えたが、ご本人は元気で自覚症状はまったく無いというものです。

 肥満、高血圧、高脂血症、脂肪肝などが代表的なものですが、このまま放っておく、或いは改善しようと思ってもどうすれば良いのかわからないことが大部分です。


 何れも結局、「亜健康」の段階で改善のチャンスを逃してしまい、本当の『病』に至ります。75%ところから20%のところに行ってしまいます。


 この二つ「亜健康」タイプ改善は、正しい漢方医学で言うところの「治未病」の範囲です。諸々の症状の多くは漢方の薬で治せます。

 漢方医学の基本理念に、「治未病」というものがあります。

 「治未病」を要約すると、次の3つになります。

  • 病になる前に手を打つこと、積極的に予防をすること。
  • 病気になったら、その悪化を防止し、同時に積極的に病気を治すこと。
  • 病気を治したら、その再発を防止すること。

 不正常なデータは生活習慣の改善で正常値に戻せます。

 本当に『病』までに至ったら個人だけでなく、家族そして会社、さらには社会的にも大変なことになりますよ。


 改善は「亜健康」のうち!

葉 紅

上海春澤健康諮詢有限公司 主任医師 (上海在住)

専門分野
漢方クリニック診療(内科・婦人科・小児科・皮膚科)、健康管理コンサルティング

各種治療は、生活習慣病、メンタル問題、頚椎病・頭痛・頸痛・肩痛、背痛・腰痛、生理不順・生理痛、冷え症、夜尿症、円形脱毛症、湿疹、アレルギー・花粉症など幅広く行っている。この診療現場で鍛えられた高いコンサルティング能力により健診結果の分析及び予防治療指導、体質改善指導などには定評がある。セミナー講師及び新聞記事の執筆など多数。

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